ラストスパート！
ついに4月に入り、平成もあと1ヶ月となりました。
“ 暖冬” だったかはちょっと断定出来ませんが（それなりに寒かったので）私達家族にとっては間違いなく小雪であった今年の冬も終わり、我が家の庭にも一斉に花が咲き始め、本物の春を感じています。
スポーツは選抜高校野球が佳境を迎え、明日は早くも準決勝です。そして野球といえば、先日のイチロー選手の現役引退・・・本当に一つの時代の終わりを感じました。アメリカのベースボールへ行って成功する、その道筋をつけたのはピッチャーでは野茂英雄選手、野手ではイチロー選手です。このお二人の挑戦と成功がなければ、今多くの選手がメジャーリーグへ行く夢を叶えることが出来なかったと思います。
私は普段ほとんどメジャーリーグのゲームは見ません。でもこの春の日本でのゲームはイチロー選手が見納めになるのでは？という噂もあったので、イチロー選手をチラチラ見ようかな？くらいに考えていました。が、メジャー開幕2連戦のキャッチフレーズ「イチローを、見ないのか！」・・こう言われたら野球ファンとしては見ないわけにはいきません。テレビ局の思うつぼかもしれませんが、この言葉は本当に心をくすぐられて、ファン心理をついている素晴らしいフレーズだと個人的に感心しました。
そしてイチロー選手のラストゲーム、ヒットこそ打てませんでしたが全盛期と変わらない守備力を見せてくれました。交代を告げられてグラウンドを去るイチロー選手に送られた球場全体からの暖かい拍手、何よりもアメリカ人の有名な選手が涙を流してイチロー選手を見送る姿を見て、日本の選手がアメリカのチームでこんな風に愛される時が来るなんて！感動で胸がいっぱいになりました。
その後ゲームが終わって真夜中にもかかわらず、もう一度イチロー選手の姿を見たい多くのファンたちが待ち続けるグラウンドに、イチロー選手があらわれて目を潤ませながらファンとの最後の別れを惜しむ姿は、幾度も選手の引退試合を見てきた中でも初めて見る素晴らしい光景でした。この後開かれたイチロー選手の彼らしい引退記者会見の中で 後悔はないと語り「死んでもいいと思う気持ちがわかった」とさえ言って、珍しく感情の高ぶりを隠さない姿に、イチロー選手の野球への熱い思いとファンへの感謝の気持ちを感じ、より一層感動しました。
春は別れの季節と言いますが、去る人があれば始まるものもある。今日新しい元号が決まりました。“ 令和 ” 元年が5月1日から始まります。花咲く春に始まる新しい時代が、文字通り暖かく平和な世の中であって欲しいと願っています。そして平成最後の美しい花を愛でながら美味しいものを食べて美味い酒を飲む！プラス応援している某チームが勝ってくれれば言うことなしだ！（笑）なんてお気楽なことを考えている私には、この先険しいダイエットの道が待っているのであります（泣）