寒い冬を 花で少しでも暖かく、と思いながら生けました。

第38回「諸流いけばな展」に出品した作品です。

秋の爽やかな空気を、花の中にも感じられるようになりました。

厳しい夏が去り、花にも穏やかな秋がやって来たようです。

夏の明るさと、涼を求める気持ちを花で活けてみました。

湿った重い空気を軽くする、そんな清々しい花を活けたいと思いました。

新緑の季節も過ぎて、花はそろそろ初夏を感じさせるようになりました。

天候不順も終わって やっと春爛漫になり、なんだか花たちも嬉しそうです。

春本番、大地から のびやかに上を目指す花たちを想像してみました。

弥生三月、桃・桜・チューリップと、花が暖かい季節を運んで来てくれます。

まだ春には遠く風も冷たい中で、花たちは確実に芽吹きの季節を迎えています。

寒い年越しでしたが、花だけは新春の明るさを映し 思いを込めました。

クリスマスの 華やかな街の空気を 花に移したいと生けてみました。

紅葉の美しさを 家の中にも取り入れたいという思いで花を生けました。

朝晩に空気の冷たさを感じるようになり、少しづつ花の秋が深まっていきます。

暑さも徐々におさまり、風や花にも秋を感じるようになりました。

夏本番、花と共に暑さを乗り切りたいものです。

蒸し暑さを 花の持つ爽やかさと明るさで、一時でも忘れられればと思います。

梅雨が始まるその前に、可憐な花を一生懸命咲かせています。

早春の花たちが終わり、緑が眩しい季節が来ました。

一気にやってきた春に、花たちは喜んでいるようです。

すぐそこまで来ている春、暖かい希望を込めて生けました。

冬只中の立春ですが、春は確実に近づいて来ています。

常緑樹である松のように、常に青々として清々しくありたいと思います。