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弥生の茶事~<ホワイトデー>

2019年3月16日 お茶事 [RSS][XML]

弥生3月の声を聞いて、いよいよここ新潟でも 少しずつではありますが春の気配を感じるようになりました。

我が家の庭の白梅も、雛祭りが終わるのを待つように、一輪二輪と咲き始め 今では満開になり、木には新芽が芽吹き始めています。また地面を見ればフキノトウが顔を見せてくれて、冬の終わりを告げているようです。

弥生2018・床

そんな春まだ浅い新潟で 小柳茶道教室では “ 弥生の茶事 ” をホワイトデーに寄せて開かせていただきました。

ホワイトデーというと、一般的にはヴァレンタインデーの陰に隠れて地味なイメージがありますが、我が家ではヴァレンタインと同じようにプレゼントをしたりします。誰かに贈り物を選ぶというのは、大したものではなくても何だか心が浮き立つようで、プレゼントは贈るのも贈られるのもまた楽し というところでしょうか。こういう気持ちも<おもてなし>に通じるのではないかと思います。ヴァレンタインのお返しをする日ではなくて、今年もよろしくお願いしますという思いを込めてホワイトデーに贈りたいものです。

茶事の様子 Ⅰ

弥生2019・点前

春と言っても新潟の春はまだ肌寒く、文字通り「三寒四温」を繰り返しておりますが、お稽古もあと少しで冬の点前から夏へと変わって行くと思うと、なんだか名残惜しいような気がしてきます。夏の点前には夏なりの楽しさがあり、生徒さん達共々先を急いでしまいがちですが、新潟は桜の開花もまだ先と思えば、残りの時間を丁寧にお稽古に費やして、また秋には新たな気持ちで向き合いたいと思います。めぐる四季折々の風情を感じながらお稽古に励んでいこうと思っております。

茶事の様子 Ⅱ

弥生2019・主菓子

お菓子は、主菓子には “ 桜大福 ” (俵屋吉富 謹製)を使いました。綺麗な桜色に ほのかな桜の葉の香りがする大福は、甘すぎないつぶあんとあいまって、浅い春を思わせてくれます。4月の半ば近くにしか咲かない新潟の桜を、今か今かと待ちながら一足先に花より団子だけいただいている、そんな楽しい気持ちになりました。

弥生2019・干菓子
  そして干菓子には “ 和ましゅまろ ” (マッシィロマン 謹製・・左) と、“ラブフルーツミックス ” (コンパーテス 謹製・・右)を使わせていただきました。栗・抹茶・桜味の可愛らしいマシュマロはホワイトデーに相応しく、色々なドライフルーツはそれぞれの風味が生きていて柔らかく、その甘さがチョコレートとよくあってお茶を引き立ててくれました。弾む春への想いが伝わればと思います。

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