ちょっと一服しませんか?

はじめまして、小柳茶道華道教室HPの管理人です。ここでは「ちょっと一服=一休み」ということで、 広い意味でのお茶やお花に関係のある物や話題について、また日常の中でちょっと気がついたことなどを書いていきたいと思っています。 若輩者で色々な間違い(勘違い)などがあると思いますが、温かい目で見ていただけることを信じて、末永くお付き合いをよろしくお願いいたします。


 今日から12月・・・なんですね〜

不思議ですねー、今日は12月1日、あっという間の11月が終わって今年もあと1ヶ月となりました。その割には暖かいです。それもそのはず・・というか、まだ私の住む新潟県加茂市周辺の市街地では 初雪が降っていません。もちろん山には降っています(笑) 天気予報は雪が降る降ると言って私たちを脅かしますが、今のところまだ大丈夫のようです。まさか東京より初雪が遅いとは・・・(驚) 北海道の人たちをテレビで見ていると他人事ではなく、明日は我が身と震えています(怖・・泣)

それはそうと、先日「野村万作・萬斎 狂言公演」を観てきました。演目はいつも通り楽しく笑わせてくれる “ 呼声 ” と、笑える要素は一切ない “ 楢山節考 ” でした。 楢山節考は、昨年東京で58年ぶりに再演されたものが、初めて地方公演で演じられるというものでした。原作は皆さんもご存じの通りの悲しいお話ですが、これをどうやって狂言にするのかとても興味深く楽しみにしていました。 答えは簡単で、狂言の技術を駆使して演じられたこの作品を観ながら、私は涙をこらえるのに必死でした。美しさと悲しさが交互にあらわれ、その底辺にある残酷な現実、最後に万作さんが終始 “ 面 ” を付けて演じた <おりん>の悲しい幸福感が伝わってきて、本当に観ることが出来てよかったと思える作品でした。

それから月末に「仲道郁代 デビュー30周年記念 ピアノ・リサイタル」に行ってきました。このコンサートは、4年前父がまだ何事もなく元気だったころに、母と2人では初めて行った、そして最後になったコンサートでした。 夏にこのコンサートがあることを知り、今年3回忌だった父とのこれも何かの巡り合せかと思い、母と行ってきました。私は仲道さんを見るのが初めてだったのですが、当時父が言っていたように、色が白く とても小柄な方で、優しい声で話す笑顔の美しい女性でした。 この人が繊細な曲を弾くのは当たり前ですが、ダイナミックで力強い演奏もされるのを見て凄いなぁと思い、音楽家は体力勝負!と改めて思いました。4年前の父と母の姿を探しながらの演奏会でした。

ここ何年も行ってなかった<りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館>へバタバタと出かけた秋でしたが、まあいつも食欲だけで終わるはずの秋が文化もついて来たので良かった・・・ちなみにスポーツの秋は私にはありません(怒) そして今月も大晦日にコンサートに行ってくる予定なので、その感想は来年に! では改めて、今年もお世話になりました。来たるべき新しい年もどうぞよろしくお願いいたします(笑) とその前にまずは 『メリー☆クリスマス!』

平成28年12月

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