ちょっと一服しませんか?

はじめまして、小柳茶道華道教室HPの管理人です。ここでは「ちょっと一服=一休み」ということで、 広い意味でのお茶やお花に関係のある物や話題について、また日常の中でちょっと気がついたことなどを書いていきたいと思っています。 若輩者で色々な間違い(勘違い)などがあると思いますが、温かい目で見ていただけることを信じて、末永くお付き合いをよろしくお願いいたします。

  驚愕の週末・・・

7月後半に被害をもたらしながら 日本を自転車なみの速度で通り過ぎていった台風が、それまでの尋常ではない猛暑を吹き飛ばし、やっと普通の?暑い夏がやって来た。と思いホッとしていたのも束の間、 7月最後の週末に来た豪雨は、7年前を遥かにしのぐ凄まじい勢いで ” 怖い” の一言に尽きました。私の住む新潟県加茂市も こんな事で全国放送に映るとは・・悲しいかぎりです (ちなみに我が家は無事でした) 今はまだ被害がどれほどになるのか分かりませんが、大震災の後で新潟でもこの災害かと思うと気が滅入ってきます。 それはそうと、皆さん体調にお変わりはありませんか? 私はすでに完璧な夏バテ状態の中です・・(泣) それでも台風が来る直前の猛暑日に「茂山狂言」の公演を見てきました(笑) 一緒に行った友人は涼しげな絽の着物を着ていて、それとなく透けていて涼しさを演出する夏の着物は、 洋服とは違う日本らしい風情を醸しだし、改めて日本の季節の取り入れ方・過ごし方の良さなどをバテバテの頭で考えていました・・でも着ている本人は暑いそうです(笑) 無事に?楽しく公演を見終わる事が出来て めでたしめでたしとしておけば良いものを、どうしても私の頭の中には一つのことが引っかかって仕方ありませんでした。それは、当初この時期に見に行く予定だった公演は<歌舞伎>だったということです。 3月の大震災の為に公演予定が中止になったといえば一見当たり前の事のように思えますが<狂言>はちゃんと公演に来てくれているのです。早々に公演中止を決めたのが ”仕方のない決断” だったとするならば、 某有名若手歌舞伎役者さんが同じ時期に舞台復帰されたのは偶然だったのか?私の考えがひねくれているのかもしれませんが・・外国の方が日本に来ないのとは違います。歌舞伎界の方が、同じ日本人であり且つ <かぶき者> の一端を祖とする方たちならば、 こういう時こそ率先して来て欲しいものだと思います。まさか無頼漢の部分を受け継いできたわけではあるまいし・・・もっとも "にらみ" が御家芸のこの役者さんに 今睨まれても” 邪気”は払えないとは思いますが・・・。 まあ、まだ先の長い夏をいやな気分で過ごすのもイヤなので、つまらない事は忘れて楽しかった小さな可愛い狂言師のことでも考えることにします。「禍福はあざなえる縄の如し」と言いますし、今日から8月、月も変わって気分一新 明日の”二の丑”にあわせてうなぎでも食べながら冷酒でも飲みつつ鋭気を養いたいと思います。今年は本当に色々な方面で日本の良さを思い出させる夏になりそうなので ( 蚊取り線香も売れているようですし・・笑) のんびり出来る日本の夏が早く来るように願いつつ・・・皆さんもご一緒にいかがですか。

平成23年8月

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