ちょっと一服しませんか?

はじめまして、小柳茶道華道教室HPの管理人です。ここでは「ちょっと一服=一休み」ということで、 広い意味でのお茶やお花に関係のある物や話題について、また日常の中でちょっと気がついたことなどを書いていきたいと思っています。 若輩者で色々な間違い(勘違い)などがあると思いますが、温かい目で見ていただけることを信じて、末永くお付き合いをよろしくお願いいたします。

 倭は国のまほろば・・・

突然ですが、皆さんは仏像は好きですか?私は結構 <神社・仏閣 >が好きで、旅行先などではよく立ち寄ります。神社仏閣は歴史と文化の宝庫であるのは当たり前ですが、私のような俗物にとっては 心が安まる数少ない場所です(笑) 昨年あたりからの 奈良 興福寺国宝・阿修羅像の”ブーム”といわれるほどの人気は 私には理解できませんが・・(もちろん阿修羅像そのものは素晴らしいと思います) なぜこんなことを言っているかというと、 今 新潟では県立近代美術館で「奈良の古寺と仏像 ‐会津八一の歌にのせて‐」と題し中宮寺の国宝・菩薩半跏像をメインに展覧会が開かれていて、先日私も見学に行ってきたからです。 ただ残念なことに私が行った日は菩薩半跏像が「御身代わり(模造品)」で”本物”ではなかったことです。この展覧会の前売りチケットを買った時、私はメインの仏像が展示期間始まりから3分の2もの間”模造品”であることを知りませんでした。開催場所を決める段階から ゴタゴタ続きの会だったので 何があってもおかしくはないとは思いますが、それにしても一番重要な仏像の事なので もっと早くから大きく伝えるべきではなかったかと思い憤慨しています(模造品自体は他にもありました) 国宝・菩薩半跏像を見るのを楽しみにしていた側としては、模造品であることを知っているのと知らないのでは気持ちの面で雲泥の差です。チケットを売る側にとっては大声では言いたくないことだとは思いますが・・・。それにしても、見る側の心の持ちようかもしれませんが、不思議なことに私の見た菩薩半跏像にはただ美しいだけで何も感じませんでした。 もちろん他にも素晴らしい仏像が沢山あったせいかもしれません。それぞれが放つ圧倒的なオーラの様なものを感じました。なので次回はぜひ本物の菩薩半跏像を見たいものです。ところで 私は奈良へ行ったことがないのですが、平城京遷都千三百年・古事記の時代から国一番の「素晴らしい場所」と読まれた倭・奈良に いつか行ってみたいと思っています。ちなみに、私は”せんとくん”はあまり好きではありません。悪しからず(笑)

平成22年6月

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