 ちょっと一服しませんか？
はじめまして、小柳茶道華道教室ＨＰの管理人です。ここでは「ちょっと一服＝一休み」ということで、
広い意味でのお茶やお花に関係のある物や話題について、また日常の中でちょっと気がついたことなどを書いていきたいと思っています。
若輩者で色々な間違い（勘違い）などがあると思いますが、温かい目で見ていただけることを信じて、末永くお付き合いをよろしくお願いいたします。
〜源氏物語 千年紀〜
そろそろ秋も深まり 紅葉が綺麗な季節になりました。皆さんのところではいかがですか。我が家の廻りも ずいぶん紅葉が進んでいるなぁ と感じていますが、これが<綺麗 綺麗>とばかりは言っていられない。
家の前が街路樹でお馴染みのユリノキ（半纏木）なので落ち葉がすごく その始末に毎日追われています。上ばかりを見て歩くわけにはいかないので辛いところです・・・。
さて今日から11月 明後日は文化の日ですが、丁度合わせたように「源氏物語」が今月千年紀を迎えました。まさにこれ以上文化の薫り高いものは無いな と得心しているところです。
以前「源氏物語絵巻」を復元した物を美術館で見たのですが、その色の鮮やかさに圧倒されました。当時こんなに繊細で美しい絵が描かれていたと思うと
本当に日本人の美意識の高さに驚かされます。源氏物語はもちろんですが、これらが書かれた平安の都の文化・芸術が千年たった今でも少しも色褪せず、不変的なものであるという素晴らしさに感動します。
先月ここで歌舞伎について書きましたが、今回の源氏物語といい、本当に昔の人はすごい！と感心するばかりです。比べて自分を振り返ると寂しいこと この上ないのですが、
ただ古くから伝わるものに少しなりとも関わる者として、千年後の未来の人たちに良いものを受け継ぎ残し、そして渡せる現在を皆さんと共に送れたらと思っています。
もっとも私にはたいしたことは出来ませんが（笑・・・泣）当時の人たちもほとんどは私と同じ普通の人間！とお香を焚いて肩の力を抜き自分を慰めつつ、今夜も一献傾けようかな？と思っている凡人の私です。
平成２０年１１月
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