〜 茶事  夏越の祓え 〜夏越・床

新潟の梅雨入りは例年より遅く、1週間ほど前に入ったばかりで、梅雨入りは名ばかりの雨が降らず、梅雨を通り越して夏になったのではと思わせるほど暑い日々が続いていますが、 我が家の庭の木々は恵みの雨を待っているようです。そんな中 小柳茶道教室では、茶事 「 夏越の祓え 」 を開かせていただきました。お茶事当日はやはり良い天気で、 暑い割にはまだ梅雨本番ほどは湿度はなく、鬱陶しさが薄い中で夏越の祓えを出来るのは、私自身や暑い中出て来る生徒さんたちの体調を考えると、丁度良い時節と喜んでおります。新潟では夏越の祓えというより<半年詣り>という言い方の方が多いのですが、 どちらも同じもので、半年の穢れを祓い気持ちを新たにもう半年、年末の大祓まで頑張れる力をいただく、そんな思いを茶事に込めてみました。皆様の健康をお祈りいたします。


夏越・点前茶事の様子 T

梅雨本番よりは過ごしやすいとはいえ、やはり暑さは体に辛いものですので、少しでも涼やかに過ごしやすい室礼をと思い苦心していますが、現代の私達でもこんな風なのに、夏越の祓えが始まった平安時代の事を思うと、 どれほどの工夫と努力が必要だったか。貴族に至ってはそれを風流にまで昇華しないといけないのかと思うと、鬱陶しさが増したような気さえします。今も昔もこの時期は体調を崩しやすいもの。現実の温度を下げることは出来ませんが、 昔の方に少しでもあやかり、せめて目にする室礼くらいは清々しく出来るようにしていきたいと思います。これからの夏の暑い中のお点前は、まるで精神修養のようですが、生徒さんたちと一緒に精進したいと思っております。


 茶事の様子 U夏越・干菓子夏越・主菓子

夏越の祓えに使われるお菓子は大体 “ 水無月 ” と決まっていますが、今回は主菓子には “ little りとる ”(御朱印 謹製)を使い “ 薄氷〜あやめ〜” (五郎丸屋 謹製)を添えてみました。 カラフルで丸くて可愛らしいちょこれーと饅頭が、何となくですが茅の輪を思い出させて、やわらかい気持ちにさせてくれます。またこの季節に盛りを迎えているあやめの花を足元に添えてみました。 干菓子には “ 御所氷室 ”(鶴屋吉信 謹製)を使いました。水無月の代わりに冷たさ “ 涼 ” を感じさせてくれるお菓子だと思います。 “ 茅の輪 ” をくぐった気持ちになって  { 水無月の 夏越の祓え する人は 千歳の命 延ぶというなり } と心の中で唱えてみるのも一興かとも思います。[右の写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます]


新潟県加茂市新栄町10-34

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