〜 義士茶会 〜義士茶会・床

11月から続いた暖かい晩秋 そして初冬がまるで嘘のように、12月に入るなり行き成りの寒さと雪に戸惑い、ほぼ1週間おきに訪れる寒波は日本全体に多くの被害を与え、 まるでこの機を待っていたかのようにどんどん天候はひどくなり、小柳茶道教室で恒例の「義士茶会」を開かせていただ中頃では、天気予報が “ 数年に一度の大寒波 ” と呼ぶほどの荒れたものでした。 皆様に災いが無かった事を祈っております。赤穂の方々が吉良邸へ討ち入ったあの夜も雪の舞う寒さ、今とは違いうまく暖をとることが出来なかった時代、身に染みたものと想像しますが それらすべてを忘れてしまえるほどの熱い思いが胸を占めていたのか、またこの天気のように思いが千路に乱れ荒れていたのではないか、と色々考え切ない気持ちにもなります。最近は「忠臣蔵」も テレビ放送が無くなり見る機会が少なくなりました。先日我が『宗へん流』の御家元が縁の深い<大高源吾>を取り上げた番組に出ていらっしゃいましたが、こういうものがもう少し増えて欲しいと思っています。

義士茶会・点前義士茶会・濃茶 茶会の様子 T

年の締めくくりとなる義士茶会を、凍える寒さの中ではありましたが、無事生徒さんたちとやり遂げることが出来嬉しく思っています。今年は床にいつもより少し多めにクリスマスの室礼を飾ってみましたが、 それが緊張するお席の中を気持ちほど和らげてくれたような気がします。そんなふうに赤穂の方や吉良の方たちの無念も癒すことが出来たらと願いつつ茶会を進め、そして最後に一緒に暖かいお蕎麦をいただいて一年の終わりといたしました。

 茶会の様子 U義士茶会・干菓子義士茶会・主菓子

お菓子は、主菓子には<かぶら薯蕷>を “ 里の冬 ” (大和屋 謹製)と銘を付けて使わせていただきました。冬野菜は厳しい冬を乗り切るためには欠かせないものです。かぶらの料理などは それを想像するだけで不思議と心も暖かくなる、その暖かさをお饅頭に感じてもらえたらと思います。干菓子には、 “ 玉柚餅子 ” (中浦屋 謹製)を使いました。併せて “ 蕎麦の実黒糖 ” (緑寿庵清水 謹製)を 添えてみました。小さな柚餅子はその香りで爽やかさを届けてくれて、金平糖は口に広がる黒糖の甘さと最後に残る蕎麦の実の香ばしさで私たちの心を暖かなものにしてくれました。今年ももうすぐ終わりますが、新しい年が良い年になるよう、 また良い年に出来るように生徒さんたちと精進したいと思います。[右の写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます]

新潟県加茂市新栄町10-34

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