〜 月見の茶事 〜月見・床

暑い夏が過ぎて、気がつけば空の高さを感じる秋となり、新潟では朝晩はもう肌寒く 夏が遠くなりましたが、皆様の処ではいかがですか。例年だと9月に入りやっと秋の準備を始めるくらいですが、 今年は早々(9月8日)に「 中秋の名月 」がやってくることもあり、どこか忙しい秋の始まりとなりました。38年ぶりという早さでは珍しさも仕方ないと思い、 今年は名月に合わせて小柳茶道教室ではその週に “ 月見の茶事 ” をさせていただきました。中秋の名月は加茂市でも美しく輝き、良いお月見をすることが出来たのですが、 翌日の満月とお茶事を開いた当日の夜は雨が降ったりやんだりの残念な天気となりました。ただ、お茶事をさせていただいた日の夜は 時折雲の間から月が顔を出す朧月夜となってくれたことが幸いと喜んでおりました。また、今年は満月の夜が「 重陽の節句 」と重なり二重に喜ばしい年回りと思い、 残り4ヶ月足らずの中で 何か良いことがあればと期待しています。


月見・昼の点前月見・夜の点前 茶事の様子 T

お茶事当日の昼間は晴れていて、とても穏やかな秋の日和の茶事となり、まだ少し早めの秋の花々を配したお月見の室礼が秋の風情を運んでくれました(写真:左)  夜の茶事は月が出ていてくれさえすればそれだけで十分なのですが、当夜の月は垣間見える程度にしかなく、それでも手燭の薄明りの中の点前という風情を楽しむことは出来たのではないかと思います(写真:右)  月があっての「月見の茶事」ではございますが、自然には逆らえずこのような茶事も 亦風流と生徒さんたちが面白く感じてくれていればと願っています。


 茶事の様子 U月見・お菓子

今年のお菓子は、月見団子に加えて お供えの中に入れた巨峰を半干しにしたもの(ベジターレ 謹製)を一つずつと、主菓子には 淡雪の中に月を閉じ込めたような “ 玉淡雪 ” (紅屋重正 謹製)を使い、 干菓子には 可愛らしい “ うさぎ煎餅 ” (大和屋 謹製)を使わせていただき、花を咲かせるにはまだ少し早い “ こぼれ萩 ” を添えてみました。 そして、最後に今年の豊作を祈りながら小さな栗ご飯のおむすびをお出しして月見の茶事を終わりにいたしました。日本中で災害が絶えない年ではありますが、 今年の秋が少しでも穏やかに過ごせるよう祈っております。[右の写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます]

新潟県加茂市新栄町10-34

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