〜 後の月 <十三夜> 〜後の月・床

10月も半ばを過ぎやっと秋らしさを感じられるようになってきましたが、未だに日中は例年より暖かいようで、今年ほど季節感を保つのが難しい年はないような気がします。 朝晩との気温差で風邪などひかないようにお気を付け下さい。衣替えではないですが、11月に入ると茶道の世界では根本的なお道具などの仕様が変わります。その前にというわけではありませんが、 小柳茶道教室では「月見の茶事 〜後の月〜」をさせていただきました。お茶事をさせていただいた日は、生憎10年に一度といわれる巨大な台風が接近している最中で、とても “ お月見 ” には 相応しくない天候でしたが、翌日の十三夜当日の夜は新潟では薄曇りの朧月夜となり、月見をされた方には余計に風情があり良かったのではないかと想像しています。


後の月・お点前 茶事の様子 T

お月見に相応しい室礼を色々と考えて当日生徒さんたちを待っていたのですが、外がこの様な悪天候になり、お稽古にいらっしゃる生徒さんたちは大変だろうと気をもみました。 それでもお茶事が始まってしまえば、いつものように穏やかなお点前のお稽古となり、教室の中だけはしっかりと「月見の茶事」の場となったことがとてもうれしかったです。


 茶事の様子 U後の月・お菓子

主菓子は “ 月見団子(スイートポテト餡) ” を使い、干菓子としては 色とりどりに菊をかたどった “ 暦 〜菊づくし〜 ” (亀屋良長 謹製)を使いました。 そして、月が見られないことを意図していたわけではありませんが、まるで雲に包まれた月を手にするような 食べられる “ ほおずき ” を干菓子に添えてお出ししました。甘酸っぱくて不思議な香りのする小さなフルーツは、 月のない “ お月見 ” を少しだけ華やいだものにしてくれました。ですが、来年こそは月の顔が見られる事を祈りたいと思います。 [右の写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます]

新潟県加茂市新栄町10-34

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