〜 早春の茶事 〜 < 卒業 >早春の茶事・床

3月も末となり4月にあと数日となった今でも、今年は早く来た冬が中々過ぎてはくれず、新潟では未だに梅さえもままならない在り様です。加茂市にある我が家の庭先では、やっとフキノトウが顔を出し梅が蕾を付け初め、本当に暖かい春が待ち遠しくてなりませんが、 小柳茶道教室では「 早春の茶事〜卒業〜」と名を付けてお茶事を開かせていただきました。昨年来、当茶道教室に通う生徒さんが この春めでたく卒業を迎えられたこともあり、そのお嬢さんを中心に茶事を進めさせてもらいました。 暖かい地方にお住いの皆さんにとっては、もうすぐ夏と感じる方もおいでだとは思いますが、卒業式のこの季節にまだ桜が遠い新潟にとっては “ 早春 ” という言葉が相応しいのではないかと存じます。三寒四温を繰り返しながら暖かい季節が巡ってくるのだと、 生徒さん達とお稽古をしながら日々感じている毎日です。

早春の茶事・お点前 茶事の様子 T

“ 卒業 ” という言葉は不思議なもので、寂しさもあれば喜びもある、卒業を迎えた生徒さんを囲んでのお茶事も、そんな複雑な気持ちをあわせ持った会となりました。まずはそのお嬢さんを正客に先輩の生徒さんがお茶を点て、その後私が正客を務めその方からお茶を点ててもらいました。 何やら厳粛な気持ちになりましたが、最後に小さなブーケを渡した時には、ふわっと気持ちが和んで茶事の座が喜びに包まれたのがわかり、送られた生徒さんも送った生徒さん達も楽しく会を締めくくることが出来ました。ただ、この生徒さんもまだ茶道教室を卒業するわけではないので、 他の生徒さん達と共に またお稽古に励んでもらいたいと思っています。

 茶事の様子 U早春の茶事・お菓子

お菓子は、主菓子には季節をそのまま写し取ったような “ 円山 〜まるやま〜” (俵屋吉富 謹製) を使いました。京都の円山公園に植えられている沢山の桜をイメージしたこのお菓子は、桜がまだ咲かない新潟に満開の春を届けてくれました。 そして干菓子には ” 丸 maro ” ( 十火 謹製) を使わせていただきました。コロコロと可愛らしいこのお菓子は、柔らかい口あたりで 苺とマンゴーの2種類の良い香りが、味だけではなく五感で春を感じさせてくれたようです。 [右の写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます]

新潟県加茂市新栄町10-34

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