〜 義士茶会 〜義士茶会・床

今年は12月に入ると同時に雪が降り、新潟でも例年になく早い積雪に驚かされて、この後一体どうなることかと心配しましたが、茶会が近づくにつれて天候も落ち着いてきたので ホッといたしました。皆様お住まいの地方はいかがでしたでしょうか。小柳茶道教室では毎年恒例の「義士茶会」を開かせていただきましたが、今年は茶会当日が奇しくも15日となりました。<元禄十五年>のあの朝は雪も消えた今朝のように穏かでなく、 吉良側・浅野側双方にとって どのような心持ちであったかと、思いを巡らせております。『宗へん流』にとって大切なこの茶事が、毎年一年を振り返り気持ちを新たにする良い機会になるように 生徒さん達とお稽古に励みたいと思います。


義士茶会・客 茶会の様子 T

その年の最後のお稽古でもある義士茶会は、それだけでいつもよりは緊張するものですが、三百年余り前の事件に関わった方たちのことを思い お茶を点て  またお茶をいただく、その心掛けで一層身が引き締まり背筋が延びるようです。茶道は元々武士によって広まったものですから緊張感があるのも当たり前かもしれませんが、 その緊張から解放するのも一服の茶だというのが不思議です。そして義士茶会はいつものようにお蕎麦を皆でいただいて、一年を締めくくりお開きとなりますが、何よりも一年間無事に生徒さん達とお稽古出来たことを感謝したいと思います。

 茶会の様子 U義士茶会・お菓子

お菓子は、主菓子には季節の<笑小巻>”クリスマス小巻” (三松堂 謹製)を使いました。これは津和野銘菓<源氏巻>の一種ですが、津和野のお殿様は源氏巻を吉良様に贈られて勅使饗応役を無事に務め上げられたという逸話があるそうで、 赤穂の方たちにとってはなんとも皮肉な話のお菓子ですが、その苦々しい思いも今回は可愛いクリスマスの絵で許していただきたいと思っています。 干菓子には、15日の朝も美しく光っていたであろう ” 霜ばしら・・黒糖 ” (九重本舗 玉澤  謹製)を使わせていただきました。口に含むと黒糖の香りと共に一瞬にして消えていく、キラキラ光る飴の優しい甘さが心を暖めてくれるようです。 また来年も頑張ろうと思えます。[右の写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます]

新潟県加茂市新栄町10-34

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