〜 初秋の茶事 〜 < 盆の月 >盆の月・床

皆様、この酷暑の中いかがお過ごしでしょうか。今年は例年にない暑さで今が8月の終わり、もうすぐ9月になろうとしているとは到底思えないほどの熱気の中、 少しでも涼しさを求めたくて小柳茶道教室では、初秋の茶事 ” 盆の月 ” を開かせていただきました。皆様にはあまり親しみのない< 月見 >かもしれませんが ” 盆の月 ”とは旧暦の7月15日・お盆の夜の月のことで、秋最初の満月のことです。とはいっても、今年は盆の月の翌日25日が満月でしたが、秋に入っての最初のお月見を楽しむには十分に美しい月でした。


盆の月・お茶を一服 茶事の様子 T

初秋の茶事ということで、まだ夏の情景が残る中、出来るだけ秋らしい風情を出したいと思い、花も夏から秋へ移り変わってゆく様子を感じてもらえるように配しました。 日中は秋とは名ばかりの暑さですが、それでも最近は夜になると少し涼やかな風が吹き、秋の虫も鳴いてくれるので、自然に後押しされながらお茶事を進めることが出来ました。暑い中、お稽古に来る生徒さんたちの暑さを 少しでも和らげ、気持ちだけでも秋らしく感じてもらう為、今回はお茶をいただく前に ” 冷しあめ ” を一杯いただき、それからお点前に入るという趣向にさせていただきました。 少しばかりの<涼>が心持ち夏の終わりを感じさせて秋を思わることが出来、お稽古に集中してくれれば良いと思っています。

 茶事の様子 U盆の月・お菓子

私達が茶事を開かせていただいたのは満月の日の25日で、その夜は雲がかかって あまり月が顔を見せてくれず お月見の茶事としては大変残念でした。ただ幸いにも 主菓子に用意した菓子は、水を張ったお盆の中に映った 淡い色の月をすくい取ったような菓子で、 月が見えないことを忘れさせてくれたようです。銘はそのまま ” 盆の月 ”と付けさせていただきました(扇屋善吉 謹製) 掛詞ではありませんが、少し遊び心を入れた涼やかなお菓子になったと思います。 [右の写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます]

小文化祭・お点前 加茂高校小文化祭 

そろそろ暑くなってきていた6月に、私が講師を務める加茂高校茶道部は「小文化祭・茶会」を今年も開催させていただきました。4月に入部したばかりの生徒から新3年生まで、それぞれが慣れない茶会を催す立場を、 生徒達なりに頑張ってくれていたと思います。普段のお稽古とは違い、お客様がいる緊張感を与えてくれる茶会は、生徒達をいつも以上に育ててくれる大事な場所です。生徒達にはこの場の経験を活かして、少しずつでも成長して欲しいと思っています。

新潟県加茂市新栄町10-34

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