義士茶会義士茶会・床

師走もなかばになると”あられ”や”みぞれ”が降ることが多くなってきて、もうすぐ本格的な雪の季節が来ることを感じ始める頃、小柳茶道教室では 毎年<義士茶会>を行います。義士茶会は当教室で教えている「宗へん流」にとって、もっとも重要な茶事のひとつです。”茶道教室”のページでも少し触れましたが、 流祖山田宗へんは吉良上野介の茶友であり師でもありました。また赤穂浪士の大高源吾も流祖の弟子で、吉良邸の茶会の日取りを流祖から聞き出し、討ち入りの日を決めたといわれています。 その為、双方に縁のある宗へん流では、吉良家・浅野家浪士側 互いの冥福を祈り茶会を開いています。

陣太鼓・とこよ 茶会の様子 T

義士茶会に使われる道具として欠かせないのが<桂籠>です。一般的には”桂川籠”と呼ばれることが多いようですが、宗へん流では桂籠といいます。 これは本来 千利休が京都・桂川で鮎釣りの漁師が下げていた魚籠を貰い受け、花入れにしたのが始まりです。それが流祖に伝わり、その後吉良家に寄贈されました。 吉良邸での茶会の花入れとして使われ、翌朝には赤穂浪士が上野介の首の代わりに桂籠を槍につけて泉岳寺へ向かったといわれることから義士茶会には必ず使われています。

 茶会の様子 Uお蕎麦をどうぞ

お菓子は、主菓子には赤穂浪士にちなんで”陣太鼓”(扇屋善吉 謹製)を、干菓子には冬至も近いということで 繊細な柚子の香りが広がる”とこよ”という名前のお菓子を使いました。(源 吉兆庵  謹製) そして義士茶会の締めくくりであり、今年のお稽古の締めとして皆でお蕎麦をいただきました。お蕎麦は浪士達が討ち入りへ向かう前に食べたといわれていますが、 史実はどうあれ一年を振り返りながら温かいお蕎麦をいただくのも、冬の茶事の楽しみの一つではないかと思っています。あと半月もすると年が変わりますが、来たるべき新しい年が平和でありますよう祈っています。

ステージにて高校総合文化祭・総合発表部門 

先月3日の文化の日に新潟市民芸術文化会館・劇場で開催された「第21回 新潟県高等学校総合文化祭・総合発表部門」の”茶道”で、県立加茂高校・茶道部は 発表のステージに立たせていただきました。時間は5分間という短さでしたが、不慣れな場所での<華道・筝曲・かるた>の方達と合同でステージに立つという制限のある中 何度かリハーサルを繰り返し、なんとか無事にやり遂げたのではないかと思います。写真にありますように5分間で一斉に発表するという形式なので、どこまで見ている方達に 茶道の良さを伝えることが出来たかわかりませんが、高校生達がすべて自分達で運営する大会としては まずはうまくいったのではと思っています。今年は8月の合同茶会にも正客として出席させていただき、 今回またこんなに大きなステージで発表する機会を与えていただいて、子供達には良い経験であり思い出になったと喜んでいます。これを励みにして普段の稽古により力を入れてくれるよう願っています。

新潟県加茂市新栄町10-34

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