月見の茶事月見の室礼

小柳茶道教室では「中秋の名月」の翌日、十六夜にあたる9月26日に”月見の茶事”をさせていただきました。今年は残暑が厳しかったせいか、やっと我が家の庭にも秋を感じることが出来るようになりましたが、 例年この時期は曇っていることが多く、新潟ではなかなかお月見をすることが出来ないので、今年のように綺麗な月を愛でる事が出来るのはとても珍しく、それだけでうれしいことと喜んでおります。

お点前 茶事の様子 T

中秋の名月から十六夜・満月と3日続けての美しい月を一番の室礼として、庭の虫の音を管絃代わりに聴きお茶を点てる、そんな風情を少しでも感じられるように部屋の室礼を考え、上の写真のように 青竹の結界に尾花を中心とした秋の七草・外の景色を映した花と、月見団子を脇に配してみました。お点前は部屋の明かりを少し落とし、ろうそくの明かりでお茶を点てるというもので、普段のお稽古ではない緊張感や 面白さがあったのではないかと思います。

 茶事の様子 Uつくよみとうさぎ

お菓子はやはり”月”にまつわるものでと考え、今年は主菓子には秋の澄んだ淡い月夜を映したような”月読み(つくよみ)”と名のついた羊羹と、柚子の香が清々しいうさぎの饅頭の2種類を用意しました。(源 吉兆庵  謹製) もちろんお茶事の最後には月見団子(扇屋善吉 謹製)も取り分けていただき、お月見の茶事の締めとさせてもらいました。まだ暑さの残る日中とは違い、夜はそろそろ秋の気配も濃くなる頃の、気持ちのよいお茶事が出来たのではと思います。

お家元夫人 御家元夫人講演会の様子 

夏の暑さが厳しい8月の末・25日に、新潟県三条市で”宗へん流・流祖三百年遠忌記念事業大講演会”が催され、宗へん流十一世山田宗へん御家元夫人・山田宗里様をお迎えして 「宗家に嫁いで」と題しご講演を賜りました。御家元夫人は帰国子女で、フジテレビの報道記者として活躍された才女でいらっしゃいますが、それまでの生活とは違う日本の伝統文化である茶道の家元に嫁がれて 色々な苦労をされたことなどを話され、また現代の日本が国際化の名のもとに失いつつある日本人としてのアイデンティティーを持つために「茶道」がどのように関わっていったらいいのか、 このグローバル化された時代の中でこそ真の日本人としての文化を持つことの大切さなどをお話しくださいました。お話を伺いながら、私達も微力ながら茶道を通じて疲れた現代人の心を癒し”和”を伝えていきたいと思い、努力したいと思いました。

新潟県加茂市新栄町10-34

Copyright (C) 2006 Oyanagi green tea & flower club All Rights Reserved.